〓成功の予感〓
最近はめっきり涼しくなりましたね。
季節の変わり目です。
健康には注意しましょう。
さて今回は、「成功の予感」について書きたいと思います。
成功の予感は、誤りや失敗すら成功を達成するための手段に変えてしまいます。
ヘンリーカイザーは、
困難な仕事に立ち向かうとき、パートナーとして選ぶ人は、
人生に対して熱意があって楽天的な人を探すといいと言っていました。
つまり、「この仕事は困難かもしれないが、乗りきれる!」
という成功の予感を持てる人です。
ネズミを迷路に入れた実験の話を少しします。
ネズミは迷路に入り、仕切りや障害物に何度もぶつかったりしているうちに、
ついには迷路を出ることができます。
そして、一度迷路を通り抜けることを覚えたネズミは、
回を重ねる度に短時間で迷路を通過できるようになってきます。
つまり、思考錯誤によって習得された正しい知識がネズミの頭脳に記憶され蓄積され、
同じような行為を繰り返すときに活用されてくるのです。
何事にかぎらず、練習というものは試行錯誤を繰り返し絶えず誤りを修正しながら正しい行動パターンを習得、蓄積し、最後に成功にたどり着くために行うものです。
こうした正しい行動パターンは、私達の頭脳に記憶されるだけでなく、
神経組織の中にも蓄えられます。
そして、ある行為について、それらの記憶が蓄えられている場合には
無意識のうちに「成功の予感」として現れ、私達に自信を与え肉体をコントロールしてくれます。
私達が何かを考えたり思い出したり、
イマジネーションを働かせたりする時、脳神経細胞の間に微電流が流れます。
私達が何かを学んだり、経験する時、それに応じたある神経細胞のパターンが大脳皮質の中に生まれるのです。
このパターンは物理的な溝とか道というよりも電気的なつながりといったほうが適切です。
コンピューターメディアの磁気パターンと似ているかもしれません。
このように、神経細胞そのものではなく、
神経細胞間の組み合わせパターンが記憶素子として用いられるので、
脳の学習、記憶能力は無限に近いのかもしれません。
こうした組み合わせパターンは、将来の使用に備えて神経組織に蓄積され、
私達が過去の体験を思い出すときには、いつでも呼び出され再生されるのです。
脳神経細胞間の組み合わせパターンの多様性は、
人間のあらゆるイメージの限界を超えています。
大脳皮質全体は、統合された活動を行うひとつの大きなユニットと考えることができます。
もしも、脳を機械とみなすならば、現存するあらゆる機械の中で最も複雑な機械です。
私達が作った最も複雑な機械であるコンピュータでさえ足もとにも及びません。
それほど想像を絶した複雑さなのです。
現代の科学は、あなたの脳の中に、
あなたが過去に成し遂げたあらゆる行動が刻み込まれ、
あるいは印象という行動パターンとして保存されていることを証明しています。
そして、その行動パターンは、
あなたが、きっかけを与えさえすれば自動的に再生し活動を開始します。
あなたがすべきことは指揮棒を振ることだけであり、あとは成り行きに任せればいいのです。
重量上げの選手は、まず確実に上げることのできる重量から始め、
徐々に重量を増やして行きます。
自分の力の及ぶ範囲からスタートし、
勝利や成功を体験し、徐々にレベルアップしていく。
この原理は、私達の身の回りのあらゆることに応用できるのではないでしょうか?
売上が伸びない営業マンは、大きな商談や扱いにくいお客さんは避けて、
売りやすいと感じるお客さんに集中するのです。
誰だって、成功の経験を持っているはずです。
運動会での1等賞、営業でかなりの売上を上げたとか、
コンテストの入賞など、どんなものでもいいのです。
重要なのは、なんで成功したかということではなく、成功した時に感じる満足感です。
あなたも、記憶の糸をたぐってこのような成功体験を蘇らせて下さい。
当時の漠然とした情景だけでなく、
イマジネーションを働かせて細かい部分まで鮮明に心の中に再現するのです。
成功した時、どのように感じたでしょう?
当時の感情をその時の情景とともに呼び起こすのです。
過去の成功による感情が思い出せれば、今後のおおいなる自信になります。
こうして思い出した感情を、講演やスポーツなど、
あなたが成功したいと思う全てのものに応用できます。
それによってあなたは必ず良い成果を上げることができます。
自分には必ず成功が訪れるという信念を持って行動することが大切です。
しかし、その為の努力や意思を自分自身に無理強いしてはいけません。
望ましい結果や、積極的目標に対してのみ神経を集中させればいいのです。
そこで大切なのは、成功を焦るあまり、
絶対的な成功の信念を持たねばならないなど、自分自身に強制しないことです。
あなたの精神にあまりにも大きな負担になります。
時として、大きな負担は、悪い結果を予想させて否定的な方向にイマジネーションを働かせてしまいます。
このいイメージが再三繰り返され、次第に現実化されると、
それにふさわしいマイナスの感情が現れ始めるのです。
これが、すなわち恐怖や不安がこうじていくプロセスです。
信念や勇気といった感情も全く同じようなプロセスで作られます。
仮に悩むとしても、順序正しく悩めばいいのです。
まず、最も望ましい、可能性のある結果を自分の心に描くことから始めます。
つまり、最善の結果が実際に生じた場合を仮定することからはじめます。
そして次は、「それはありえないことではない」
と自分自身に思わせるのです。
つまり、望ましい結果を手に入れることは可能だということを
自分自身に納得させることが大事です。
いわば、楽天的な信念というゆったりとした考え方を精神的に受け入れ消化することです。
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方法・ノウハウ・知恵袋
井上裕之100万部突破記念ライブ『価値ある生き方をするたった1つの方法』
[仕事の悩み] ブログ村キーワード
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健康には注意しましょう。
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成功の予感は、誤りや失敗すら成功を達成するための手段に変えてしまいます。
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人生に対して熱意があって楽天的な人を探すといいと言っていました。
つまり、「この仕事は困難かもしれないが、乗りきれる!」
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ネズミを迷路に入れた実験の話を少しします。
ネズミは迷路に入り、仕切りや障害物に何度もぶつかったりしているうちに、
ついには迷路を出ることができます。
そして、一度迷路を通り抜けることを覚えたネズミは、
回を重ねる度に短時間で迷路を通過できるようになってきます。
つまり、思考錯誤によって習得された正しい知識がネズミの頭脳に記憶され蓄積され、
同じような行為を繰り返すときに活用されてくるのです。
何事にかぎらず、練習というものは試行錯誤を繰り返し絶えず誤りを修正しながら正しい行動パターンを習得、蓄積し、最後に成功にたどり着くために行うものです。
こうした正しい行動パターンは、私達の頭脳に記憶されるだけでなく、
神経組織の中にも蓄えられます。
そして、ある行為について、それらの記憶が蓄えられている場合には
無意識のうちに「成功の予感」として現れ、私達に自信を与え肉体をコントロールしてくれます。
私達が何かを考えたり思い出したり、
イマジネーションを働かせたりする時、脳神経細胞の間に微電流が流れます。
私達が何かを学んだり、経験する時、それに応じたある神経細胞のパターンが大脳皮質の中に生まれるのです。
このパターンは物理的な溝とか道というよりも電気的なつながりといったほうが適切です。
コンピューターメディアの磁気パターンと似ているかもしれません。
このように、神経細胞そのものではなく、
神経細胞間の組み合わせパターンが記憶素子として用いられるので、
脳の学習、記憶能力は無限に近いのかもしれません。
こうした組み合わせパターンは、将来の使用に備えて神経組織に蓄積され、
私達が過去の体験を思い出すときには、いつでも呼び出され再生されるのです。
脳神経細胞間の組み合わせパターンの多様性は、
人間のあらゆるイメージの限界を超えています。
大脳皮質全体は、統合された活動を行うひとつの大きなユニットと考えることができます。
もしも、脳を機械とみなすならば、現存するあらゆる機械の中で最も複雑な機械です。
私達が作った最も複雑な機械であるコンピュータでさえ足もとにも及びません。
それほど想像を絶した複雑さなのです。
現代の科学は、あなたの脳の中に、
あなたが過去に成し遂げたあらゆる行動が刻み込まれ、
あるいは印象という行動パターンとして保存されていることを証明しています。
そして、その行動パターンは、
あなたが、きっかけを与えさえすれば自動的に再生し活動を開始します。
あなたがすべきことは指揮棒を振ることだけであり、あとは成り行きに任せればいいのです。
重量上げの選手は、まず確実に上げることのできる重量から始め、
徐々に重量を増やして行きます。
自分の力の及ぶ範囲からスタートし、
勝利や成功を体験し、徐々にレベルアップしていく。
この原理は、私達の身の回りのあらゆることに応用できるのではないでしょうか?
売上が伸びない営業マンは、大きな商談や扱いにくいお客さんは避けて、
売りやすいと感じるお客さんに集中するのです。
誰だって、成功の経験を持っているはずです。
運動会での1等賞、営業でかなりの売上を上げたとか、
コンテストの入賞など、どんなものでもいいのです。
重要なのは、なんで成功したかということではなく、成功した時に感じる満足感です。
あなたも、記憶の糸をたぐってこのような成功体験を蘇らせて下さい。
当時の漠然とした情景だけでなく、
イマジネーションを働かせて細かい部分まで鮮明に心の中に再現するのです。
成功した時、どのように感じたでしょう?
当時の感情をその時の情景とともに呼び起こすのです。
過去の成功による感情が思い出せれば、今後のおおいなる自信になります。
こうして思い出した感情を、講演やスポーツなど、
あなたが成功したいと思う全てのものに応用できます。
それによってあなたは必ず良い成果を上げることができます。
自分には必ず成功が訪れるという信念を持って行動することが大切です。
しかし、その為の努力や意思を自分自身に無理強いしてはいけません。
望ましい結果や、積極的目標に対してのみ神経を集中させればいいのです。
そこで大切なのは、成功を焦るあまり、
絶対的な成功の信念を持たねばならないなど、自分自身に強制しないことです。
あなたの精神にあまりにも大きな負担になります。
時として、大きな負担は、悪い結果を予想させて否定的な方向にイマジネーションを働かせてしまいます。
このいイメージが再三繰り返され、次第に現実化されると、
それにふさわしいマイナスの感情が現れ始めるのです。
これが、すなわち恐怖や不安がこうじていくプロセスです。
信念や勇気といった感情も全く同じようなプロセスで作られます。
仮に悩むとしても、順序正しく悩めばいいのです。
まず、最も望ましい、可能性のある結果を自分の心に描くことから始めます。
つまり、最善の結果が実際に生じた場合を仮定することからはじめます。
そして次は、「それはありえないことではない」
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井上裕之100万部突破記念ライブ『価値ある生き方をするたった1つの方法』
[仕事の悩み] ブログ村キーワード
〓潜在意識と目標達成〓
将来起こりそうな好ましくない出来事や結果に対して、不安や様々な嫌悪感が生じるのはよくある例です。
例えば、失敗について言えば過去の失敗の心理を再現することで心の中にイメージを描いてしまっているのです。
私達の脳や神経組織は現実の体験とイメージ上でのことを見分けることができません。
潜在意識は自分自身が与えた外部の環境に関する様々な情報に忠実に反応するだけです。
従って、もしも私達が失敗について考え続け、心の中に生々しく失敗を描けば私達は失敗した時に感じる感情を実際に体験することになります。
反対に、私達が積極的な目標を心のなかで、現実化できるまでいきいきと描き続けられたなら、自信と勇気、そして信念が湧いてきて勝利の味を噛みしめることができます。
私達は、意識的に潜在意識の機能を止めることはできません。
成功に向かうのも失敗に向かうのも自分自身の感情次第です。
無意識のうちに機能するこの潜在意識を良い方向に意識的に操作する方法があるとすれば、それは成功感情を歓喜することです。
あなたが成功できると確信すれば、それに伴って行動も成功に向けて正しいものになっていきます。
成功感情が強ければ強いほど、決して失敗をすることはありません。
成功感情自体はあなたを成功に導くものではありませんが、それが成功に向かっていることの現れです。
わかりやすくいえば、温度計が室内の温度を上昇させるものではなく、それはただ測定するだけの道具であるというのと同じです。
自発性を生じさせようと無理に意識的な努力をすることはかえって自発的な行動をできなくしてしまいます。
あなた自身の目標を明確に定めるほうが、はるかに容易であり効果もあるのです。
それをあなたの心の中に鮮明なイメージとして描くことが大事です。
明確な目標をすでにもっているのなら、あなたが体験するであろう感情を細かく感じ取れば良いです。
そうすればあなたは自動的に自分の潜在意識の力を用いてクリエイティブな行動を取れるようになるのです。
潜在意識は正確な筋肉の動きや、あらゆる状況に対応しうる精神力をあなたが意識しなくとも自動的に表面に現れるように導いてくれます。
長文読んでいただき感謝します。
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方法・ノウハウ・知恵袋
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[仕事の悩み] ブログ村キーワード
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私達の脳や神経組織は現実の体験とイメージ上でのことを見分けることができません。
潜在意識は自分自身が与えた外部の環境に関する様々な情報に忠実に反応するだけです。
従って、もしも私達が失敗について考え続け、心の中に生々しく失敗を描けば私達は失敗した時に感じる感情を実際に体験することになります。
反対に、私達が積極的な目標を心のなかで、現実化できるまでいきいきと描き続けられたなら、自信と勇気、そして信念が湧いてきて勝利の味を噛みしめることができます。
私達は、意識的に潜在意識の機能を止めることはできません。
成功に向かうのも失敗に向かうのも自分自身の感情次第です。
無意識のうちに機能するこの潜在意識を良い方向に意識的に操作する方法があるとすれば、それは成功感情を歓喜することです。
あなたが成功できると確信すれば、それに伴って行動も成功に向けて正しいものになっていきます。
成功感情が強ければ強いほど、決して失敗をすることはありません。
成功感情自体はあなたを成功に導くものではありませんが、それが成功に向かっていることの現れです。
わかりやすくいえば、温度計が室内の温度を上昇させるものではなく、それはただ測定するだけの道具であるというのと同じです。
自発性を生じさせようと無理に意識的な努力をすることはかえって自発的な行動をできなくしてしまいます。
あなた自身の目標を明確に定めるほうが、はるかに容易であり効果もあるのです。
それをあなたの心の中に鮮明なイメージとして描くことが大事です。
明確な目標をすでにもっているのなら、あなたが体験するであろう感情を細かく感じ取れば良いです。
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- 潜在意識と目標達成
- 危機を成功に変える
- プレッシャーの無いイメージトレーニングの大切さ
[仕事の悩み] ブログ村キーワード
〓プレッシャーの無いイメージトレーニングの大切さ〓
プレッシャーに負けるタイプがいる一方で、プレッシャーによって逆に強くなり良い成績をあげるタイプもいます。
野球でも、ここぞというチャンスにピンチヒッターとして起用されるのは必ずしも打率の高いバッターとはかぎりません。
監督はその場のプレッシャーを逆にバネにするような精神的強さを備えた選手をバッターボックスに立たせます。
ビジネスの世界においても同じです。
お客様の前に出ると、緊張して話せなくなってしまい、
本来は有能なのに、業績の上がらない人がいる一方で、お客様の前に出ると意欲が湧いてくる人は自分の能力以上に販売額を伸ばすことができます。
こうした違いは遺伝的な素質によるものではなく、主として危機に直面した時の心構えができているか否かというところにあります。
危機に対して適切に反応すれば危機は普段持ち合わせていない強い力や知恵を与えてくれます。
逆に反応できなければ、普段備わっている知識や能力を奪ってしまいます。
スポーツにしても、事業にしても社会において成功する人々とは、困難を刺激に変え、自分の力をフルに発揮出来る人々、つまり危機に対して、適切な反応のできる人々です。
危機に直面した際に、適切な反応をするためのポイントは、3つです。
まず私達はどんな状況においても、過敏な反応をしない習慣を身につけるべきです。
すなわち、プレッシャーに屈すること無く行動する習慣です。
2番めは、危機にたいして守りになるよりも、むしろ攻撃的な態度で反応することです。
すなわち挑戦的に応じるという心構えです。
3番めは、危機状況を冷静に分析し、自分が取るべき行動がなんなのかを見極める余裕です。
泳げない人をいきなり足のつかないプールに投げ込んだなら、いったいどんな反応をするでしょうか。
彼は、危機感の中で、無我夢中で泳ぎ始めるはずです。
自分自身の危機的状況を救うために、自己流の泳ぎ方を編み出し泳ぎを覚えます。
しかし、このようにして覚えた我流の泳ぎ方は固定化しがちで、正しい泳ぎ方を学ぼうとしてもなかなか体得できなくなってしまいます。
動物も、人間も何かを学ぶ過程においてそれについての認識地図を形成すると言われています。
冷静な心理状態で学んだ認識地図は、広く全般的なものに広がりますが、プレッシャーと緊張の中で学んだ認識地図の領域は狭められ制限されたものになります。
さらに、そのような状況下で手に入れた解決方法をその後もその方法だけが解決策であると固定化して考え、もしもその方法が使えない場合には、欲求不満に陥り、状況への反応能力を鈍らせてしまいます。
スポーツでもビジネスでも、
精神的にリラックスして練習することにより、筋肉は性格な動作を記憶し、実際の試合に記憶を応用することができます。
プレッシャーなしでの練習。
すなわちイメージトレーニングのテクニックは実に簡単でその成果も素晴らしいです。
イメージトレーニングでは抑制の力が働かない状態で自己表現を練習できます。
あらゆる物事に対する正しい動作と反応が筋肉や脳に記憶され、それが柔軟性があって、広い範囲をカバーする精神の地図を作り、現実の危機に直面した時でも冷静に判断し行動できるように作用します。
精神的にプレッシャーのない状態で練習を行うことで、様々な事態に臨機応変に対応できるのびのびとした行動がとれるようになります。
方法・ノウハウ・知恵袋
〓プレッシャーの無いイメージトレーニングの大切さ〓
プレッシャーに負けるタイプがいる一方で、プレッシャーによって逆に強くなり良い成績をあげるタイプもいます。
野球でも、ここぞというチャンスにピンチヒッターとして起用されるのは必ずしも打率の高いバッターとはかぎりません。
監督はその場のプレッシャーを逆にバネにするような精神的強さを備えた選手をバッターボックスに立たせます。
ビジネスの世界においても同じです。
お客様の前に出ると、緊張して話せなくなってしまい、
本来は有能なのに、業績の上がらない人がいる一方で、お客様の前に出ると意欲が湧いてくる人は自分の能力以上に販売額を伸ばすことができます。
こうした違いは遺伝的な素質によるものではなく、主として危機に直面した時の心構えができているか否かというところにあります。
危機に対して適切に反応すれば危機は普段持ち合わせていない強い力や知恵を与えてくれます。
逆に反応できなければ、普段備わっている知識や能力を奪ってしまいます。
スポーツにしても、事業にしても社会において成功する人々とは、困難を刺激に変え、自分の力をフルに発揮出来る人々、つまり危機に対して、適切な反応のできる人々です。
危機に直面した際に、適切な反応をするためのポイントは、3つです。
まず私達はどんな状況においても、過敏な反応をしない習慣を身につけるべきです。
すなわち、プレッシャーに屈すること無く行動する習慣です。
2番めは、危機にたいして守りになるよりも、むしろ攻撃的な態度で反応することです。
すなわち挑戦的に応じるという心構えです。
3番めは、危機状況を冷静に分析し、自分が取るべき行動がなんなのかを見極める余裕です。
泳げない人をいきなり足のつかないプールに投げ込んだなら、いったいどんな反応をするでしょうか。
彼は、危機感の中で、無我夢中で泳ぎ始めるはずです。
自分自身の危機的状況を救うために、自己流の泳ぎ方を編み出し泳ぎを覚えます。
しかし、このようにして覚えた我流の泳ぎ方は固定化しがちで、正しい泳ぎ方を学ぼうとしてもなかなか体得できなくなってしまいます。
動物も、人間も何かを学ぶ過程においてそれについての認識地図を形成すると言われています。
冷静な心理状態で学んだ認識地図は、広く全般的なものに広がりますが、プレッシャーと緊張の中で学んだ認識地図の領域は狭められ制限されたものになります。
さらに、そのような状況下で手に入れた解決方法をその後もその方法だけが解決策であると固定化して考え、もしもその方法が使えない場合には、欲求不満に陥り、状況への反応能力を鈍らせてしまいます。
スポーツでもビジネスでも、
精神的にリラックスして練習することにより、筋肉は性格な動作を記憶し、実際の試合に記憶を応用することができます。
プレッシャーなしでの練習。
すなわちイメージトレーニングのテクニックは実に簡単でその成果も素晴らしいです。
イメージトレーニングでは抑制の力が働かない状態で自己表現を練習できます。
あらゆる物事に対する正しい動作と反応が筋肉や脳に記憶され、それが柔軟性があって、広い範囲をカバーする精神の地図を作り、現実の危機に直面した時でも冷静に判断し行動できるように作用します。
精神的にプレッシャーのない状態で練習を行うことで、様々な事態に臨機応変に対応できるのびのびとした行動がとれるようになります。
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- 過去の怨み、敵意などを無くすには
- 心のダメージから身を守る
〓過去の怨み、敵意などを無くすには〓
過去に形成されてしまった心理的な傷跡はどうすればいいのでしょうか?
過去の傷み、怨み、人生に対する不満、敵意などです。
形作られてしまった心理的な傷跡を除去する唯一の方法は、自分自身変えることです。
古い心理的な傷跡はその場限りの治療や薬だけでは治りません。
完全に除去し根絶しなければすぐにまた表に出てきます。
それにもかかわらず、多くの人は一時おさえの薬でごまかそうとするのです。
例えば、浮気の例です。
夫の浮気が発覚した時、妻は夫を憎み、悔しがりました。
しかし、その妻は夫を許すことにしました。
妻は、今までどおり家庭を守り、おいしい食事を用意し、夫の帰りを待ち、表面的には忠実な良き妻を装いました。
しかし、実際には、道徳的に許しがたい夫をあえて許してやったのだという冷ややかな態度で接し、夫を地獄に陥れたのです。
夫が何か不満をいうと、決まって妻は、
「私はあなたを許してあげました。でも、忘れたわけではありませんよ。
と答えたのです。
解決したかのように見えたこの夫婦間の問題も、鎮痛剤で一時的に傷みを抑えたようなものであり、薬の効果がきれてくれば再び傷跡の傷みは蘇って来るのです。
妻は、自分の気持ちに正直になるべきでした。
浮気を許すことができないのであれば、夫の元を去り、距離と時間をおいてお互いの気持ちを考えていたなら二人にとってもっと良い結果があったのではないでしょうか。
このように、一時的な感情のごまかしは、根本的な解決には繋がりません。
解決のためには、古い傷跡との関係を完全に断ち切らないとなりません。
今話した、夫の浮気を許した妻の例では、
「私はあなたを許してあげました。でも忘れたわけではありませんよ。」
という言葉は、
「私は、あなたを許しません」
といっているようなものです。
本当に許すとうことは、支払い済みの手形のようなものです。
2つに裂き、燃やしてしまう。
だから、2度と人に見せることはできません。
純粋に心から許すということは、
古い心理的な傷跡を治癒し、忘れさせ除去してくれます。
しかし、中途半端で煮え切らない許し方、
つまり見せかけの許しは、一種の義務的な行為にしかすぎず、
傷跡を除去する手助けにはなりません。
本当の意味で、誤りを許すということは、
誤りを許すと同時に、許したことさえも忘れ去ることなのです。
いつまでも許したことを記憶し、それについて考えていると、
塞いでしまいたい傷口を再び、開かせてしまうことになります。
他人を許したことを変に誇りに思ったり、
いつまでも覚えていたりすると、
許した相手に対して感謝を欲しがるような気持ちになりがちです。
負債を許して上げることによって、別の借財を背負わせてしまうことになるのです。
許すということは、心理的な傷に対する有効な治療手段です。
ただ、一つ難しい点があります。
それは、怨みや、非難の気持ちを持たず、ひたすら許さなければならないということです。
つまり、相手に対して自分の中で精神的な貸しを作らずに許すということです。
相手を非難する気持ちを捨てない限り、おそらく許すことにはためらいがつきまとうでしょう。
他人の誤りを見つけ、非難することで優越感が手に入るからです。
他人の誤りから受けた自分の傷を大切にすることによって、喜びが得られるというわけです。
自分を不幸だと思い込むことで味わえるイビツな満足感は、だれにでも覚えがあるのではないでしょうか?
相手に負債を残さない許し方だけが、治療効果をもたらします。
しかし、それは寛大さや恩義による許しでも、道徳的な優越感を背景とする許しでもありません。
相手の負債を帳消しにし、はじめから無かったことにするのは、
相手の支払いが済んだからではなく、負債そのものが正当なものではないと認識できたからです。
真の許しとは、許すべきもの自体が存在しないということを理解し、
心理的に受け入れることができた時にのみ生まれるものです。
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過去に形成されてしまった心理的な傷跡はどうすればいいのでしょうか?
過去の傷み、怨み、人生に対する不満、敵意などです。
形作られてしまった心理的な傷跡を除去する唯一の方法は、自分自身変えることです。
古い心理的な傷跡はその場限りの治療や薬だけでは治りません。
完全に除去し根絶しなければすぐにまた表に出てきます。
それにもかかわらず、多くの人は一時おさえの薬でごまかそうとするのです。
例えば、浮気の例です。
夫の浮気が発覚した時、妻は夫を憎み、悔しがりました。
しかし、その妻は夫を許すことにしました。
妻は、今までどおり家庭を守り、おいしい食事を用意し、夫の帰りを待ち、表面的には忠実な良き妻を装いました。
しかし、実際には、道徳的に許しがたい夫をあえて許してやったのだという冷ややかな態度で接し、夫を地獄に陥れたのです。
夫が何か不満をいうと、決まって妻は、
「私はあなたを許してあげました。でも、忘れたわけではありませんよ。
と答えたのです。
解決したかのように見えたこの夫婦間の問題も、鎮痛剤で一時的に傷みを抑えたようなものであり、薬の効果がきれてくれば再び傷跡の傷みは蘇って来るのです。
妻は、自分の気持ちに正直になるべきでした。
浮気を許すことができないのであれば、夫の元を去り、距離と時間をおいてお互いの気持ちを考えていたなら二人にとってもっと良い結果があったのではないでしょうか。
このように、一時的な感情のごまかしは、根本的な解決には繋がりません。
解決のためには、古い傷跡との関係を完全に断ち切らないとなりません。
今話した、夫の浮気を許した妻の例では、
「私はあなたを許してあげました。でも忘れたわけではありませんよ。」
という言葉は、
「私は、あなたを許しません」
といっているようなものです。
本当に許すとうことは、支払い済みの手形のようなものです。
2つに裂き、燃やしてしまう。
だから、2度と人に見せることはできません。
純粋に心から許すということは、
古い心理的な傷跡を治癒し、忘れさせ除去してくれます。
しかし、中途半端で煮え切らない許し方、
つまり見せかけの許しは、一種の義務的な行為にしかすぎず、
傷跡を除去する手助けにはなりません。
本当の意味で、誤りを許すということは、
誤りを許すと同時に、許したことさえも忘れ去ることなのです。
いつまでも許したことを記憶し、それについて考えていると、
塞いでしまいたい傷口を再び、開かせてしまうことになります。
他人を許したことを変に誇りに思ったり、
いつまでも覚えていたりすると、
許した相手に対して感謝を欲しがるような気持ちになりがちです。
負債を許して上げることによって、別の借財を背負わせてしまうことになるのです。
許すということは、心理的な傷に対する有効な治療手段です。
ただ、一つ難しい点があります。
それは、怨みや、非難の気持ちを持たず、ひたすら許さなければならないということです。
つまり、相手に対して自分の中で精神的な貸しを作らずに許すということです。
相手を非難する気持ちを捨てない限り、おそらく許すことにはためらいがつきまとうでしょう。
他人の誤りを見つけ、非難することで優越感が手に入るからです。
他人の誤りから受けた自分の傷を大切にすることによって、喜びが得られるというわけです。
自分を不幸だと思い込むことで味わえるイビツな満足感は、だれにでも覚えがあるのではないでしょうか?
相手に負債を残さない許し方だけが、治療効果をもたらします。
しかし、それは寛大さや恩義による許しでも、道徳的な優越感を背景とする許しでもありません。
相手の負債を帳消しにし、はじめから無かったことにするのは、
相手の支払いが済んだからではなく、負債そのものが正当なものではないと認識できたからです。
真の許しとは、許すべきもの自体が存在しないということを理解し、
心理的に受け入れることができた時にのみ生まれるものです。
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〓FAILUREの「R」とは〓
前回の続きです。
「FAILURE」(失敗)、
失敗の法則を知り、それを回避すれば、人生をより良い方向に向かわせることが可能です。
Fはフラストレーション、すなわち挫折感や欲求不満です。
Aは、アグレッシブネス、すなわち方向を誤った攻撃性です。
Iは、インセキュリすなわち不安感です。
Lは、ロンリネス、すなわち孤独感です。
Uは、アンサーテンティ、すなわち確信の無さです。
Rは、リーゼントメント、すなわち敵意です。
Eは、エンプティネス、すなわち空虚感です。
ということを話しました。
今回は、「R」敵意についてです。
他人への敵意はどのような場面で生まれてくるか考えてみます。
失敗型のパーソナリティの人は、自分の失敗や責任を社会組織や運命といったものに転化しがちです。
他人の成功や幸福をみると、自分は不幸な運命であるとか、
神は不公平であると考え、他人を羨み敵意を抱くようになります。
敵意とは、自分は不公平な扱いを受けたから失敗してしまったのだと、
自分を正当化するための一種の手段です。
しかし、こうした敵意を持つことによって自分の失敗から逃れようとする試みは、更に事態を悪化させてしまいます。
敵意とは精神的な猛毒であり、幸福や目標達成を阻みます。
敵意を抱いている人は、絶えず不平不満を言い、
いつでも喧嘩腰であるため、親友や協力者も遠ざかってしまいます。
そのため、他人の善意の忠告や、
会社の上司のアドバイスにまで敵対心を抱いてしまいます。
敵意に満ちた人というのは、
いわば人生という法廷を前にして自分のアリバイを実証しようとしているかのような精神状態におかれています。
敵意の念を抱き続ける限り、決して自分から妥協しようとはしません。
敵意、英語でいうリーゼントは、
ラテン語から来たもので、過去を感じるという意味です。
すなわち敵意とは過去の何らかの出来事を感情的に焼きなおすことであり、それとの戦いを繰り返すのです。
しかし、このようなやり方では決して勝利はできません。
なぜなら、それは過去の出来事を変えようという不可能な行為だからです。
例えどんな理由があったとしても、敵意を抱くということは、勝利から自分を遠ざける結果になります。
敵意は習慣になります。
自分は不正の犠牲者だと感じることによって犠牲者の役割を演じている自分自身を心の中に描くようになります。
そして、いつでも言い逃れの口実を探し求めるようになります。
これが習慣化してしまうと、常に自分は不公平にあつかわれていると思うようになり、全く無関係な意見や中立的な状況からも不公平さの証拠を発見しようとします。
習慣的な敵意は自己憐憫にもつながります。
自分を憐れむ感情は人間の感情の中でも最悪なものといってもいいでしょう。
敵意と自己憐憫の習慣が定着してしまった人間は、
自分に不利な状況が生じると、自分自身を憐れみ、自分自身に同情し、自分自身に好都合な方向に真実を見出そうとします。
そして、この習慣は、否定的で不幸な人間としてのセルフイメージを創り上げてしまうことになります。
敵意は他人や環境によって生じるものばかりではありません。
自分の自覚次第で、逆に敵意を抱いたり、制御することもできます。
敵意を抱いている人達は、他人の言動に左右されがちです。
もし、だれかが、貴方のために力を尽くして結果としてそれが幸福に結びつかなかったとしても、その結果にかかわらず道徳的にはその人に対して、感謝の気持ちを表すべきです。
しかし、敵意に満ちている人は、その過程よりも結果を重視するため、
自分の満足いく結果を得られなければ、相手に対して敵意を抱くようになります。
このような感情は、その人に人生感にも反映し、思い通りに事が運ばない時に、なぜこんな不当な扱いを受けなければならないのかと、自分以外のところにその責任を押し付け、他人や環境に対して不満を感じるようになりがちです。
その結果、失敗のメカニズムにとらわれてしまうのです。
人は皆、成功と幸福を手にする権利と、それに伴う責任があることを忘れてはいけません。
自分の責任において、目標に向かって突き進む行動者であるなら、必ず成功と幸福を手にすることができます。
次回は、「E」、エンプティネス、すなわち空虚感についてです。
[仕事の悩み] ブログ村キーワード
前回の続きです。
「FAILURE」(失敗)、
失敗の法則を知り、それを回避すれば、人生をより良い方向に向かわせることが可能です。
Fはフラストレーション、すなわち挫折感や欲求不満です。
Aは、アグレッシブネス、すなわち方向を誤った攻撃性です。
Iは、インセキュリすなわち不安感です。
Lは、ロンリネス、すなわち孤独感です。
Uは、アンサーテンティ、すなわち確信の無さです。
Rは、リーゼントメント、すなわち敵意です。
Eは、エンプティネス、すなわち空虚感です。
ということを話しました。
今回は、「R」敵意についてです。
他人への敵意はどのような場面で生まれてくるか考えてみます。
失敗型のパーソナリティの人は、自分の失敗や責任を社会組織や運命といったものに転化しがちです。
他人の成功や幸福をみると、自分は不幸な運命であるとか、
神は不公平であると考え、他人を羨み敵意を抱くようになります。
敵意とは、自分は不公平な扱いを受けたから失敗してしまったのだと、
自分を正当化するための一種の手段です。
しかし、こうした敵意を持つことによって自分の失敗から逃れようとする試みは、更に事態を悪化させてしまいます。
敵意とは精神的な猛毒であり、幸福や目標達成を阻みます。
敵意を抱いている人は、絶えず不平不満を言い、
いつでも喧嘩腰であるため、親友や協力者も遠ざかってしまいます。
そのため、他人の善意の忠告や、
会社の上司のアドバイスにまで敵対心を抱いてしまいます。
敵意に満ちた人というのは、
いわば人生という法廷を前にして自分のアリバイを実証しようとしているかのような精神状態におかれています。
敵意の念を抱き続ける限り、決して自分から妥協しようとはしません。
敵意、英語でいうリーゼントは、
ラテン語から来たもので、過去を感じるという意味です。
すなわち敵意とは過去の何らかの出来事を感情的に焼きなおすことであり、それとの戦いを繰り返すのです。
しかし、このようなやり方では決して勝利はできません。
なぜなら、それは過去の出来事を変えようという不可能な行為だからです。
例えどんな理由があったとしても、敵意を抱くということは、勝利から自分を遠ざける結果になります。
敵意は習慣になります。
自分は不正の犠牲者だと感じることによって犠牲者の役割を演じている自分自身を心の中に描くようになります。
そして、いつでも言い逃れの口実を探し求めるようになります。
これが習慣化してしまうと、常に自分は不公平にあつかわれていると思うようになり、全く無関係な意見や中立的な状況からも不公平さの証拠を発見しようとします。
習慣的な敵意は自己憐憫にもつながります。
自分を憐れむ感情は人間の感情の中でも最悪なものといってもいいでしょう。
敵意と自己憐憫の習慣が定着してしまった人間は、
自分に不利な状況が生じると、自分自身を憐れみ、自分自身に同情し、自分自身に好都合な方向に真実を見出そうとします。
そして、この習慣は、否定的で不幸な人間としてのセルフイメージを創り上げてしまうことになります。
敵意は他人や環境によって生じるものばかりではありません。
自分の自覚次第で、逆に敵意を抱いたり、制御することもできます。
敵意を抱いている人達は、他人の言動に左右されがちです。
もし、だれかが、貴方のために力を尽くして結果としてそれが幸福に結びつかなかったとしても、その結果にかかわらず道徳的にはその人に対して、感謝の気持ちを表すべきです。
しかし、敵意に満ちている人は、その過程よりも結果を重視するため、
自分の満足いく結果を得られなければ、相手に対して敵意を抱くようになります。
このような感情は、その人に人生感にも反映し、思い通りに事が運ばない時に、なぜこんな不当な扱いを受けなければならないのかと、自分以外のところにその責任を押し付け、他人や環境に対して不満を感じるようになりがちです。
その結果、失敗のメカニズムにとらわれてしまうのです。
人は皆、成功と幸福を手にする権利と、それに伴う責任があることを忘れてはいけません。
自分の責任において、目標に向かって突き進む行動者であるなら、必ず成功と幸福を手にすることができます。
次回は、「E」、エンプティネス、すなわち空虚感についてです。
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