「願望」とうい孵化可能な卵

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〓「願望」とうい孵化可能な卵〓


以前旅行に行った時の話です。
ニューヨークのダウンタウンの子どもたちは、
路上に落とされた小さなダイム(日本で言えば10円玉でしょうか)を
ほとんど、名人芸のように探し当てていました。

名人芸と言うくらいですから、ほとんどキョロキョロしません。

心理学者が、実験で、貧しい子どもとそうでない子どもを二手に分けて、
このダイムを見せたところ、貧しい子どもの方が、懐の豊かな子どもより、
ダイムを見かけより、「大きく見える」ということを明らかにしました。

この実験によって、ダウンタウンの子どもの芸当は、
科学的な裏付けを得たわけです。

この小さな名人たちは、ダイムが「大きく見える」ようで、
また、「拾われるのを待ってる」ように見え、
「地面から浮き立って」見えるというのです。

しかし、懐が多少豊な子どもや、ましてや大人には、
地面と全く同じにしか見えないわけですから、小さな名人たちの主張は、
「そんな馬鹿な」という言葉で片付けられてしまうのです。


このように強い願望は、
ダイムを他人が見るより大きく、
その子どもの脳裏に映し出してくれます。

そして、切羽つまってる時には、「動き」が本能的に生じます。

ですから、彼らは、願望を達成させる術を自然に身に着けてしまっているのです。

しかし、ここで挙げた例は、願望達成としては非常に単純なケースです。

実際に生ずる願望は、ありとあらゆる条件が縦糸となり、
その時々の周囲の環境の変化が横糸となり、
同時に当人の主観的な心構え、(気後れ、焦り、一人合点、憶測、疑心暗鬼、木紛れなど)が、その織物を引っぱったり、もみくちゃにしたり、穴を開けたりで、ほとんど絶望と思われる場合もあるでしょう。

ですから、たいていの人は、
「願望は持ってるけど、ちょっと自分では無理だな。」
と勝手に考えてしまうのです。

それもそのはずです。

頭の中で、これから先の願望達成のスケジュールをあれこれと想像してみれば、とても自分の手におえないことばかりで、
「現実に戻ろう。馬鹿なことを夢見るもんじゃない。」
という結論しか出てこないからです。

ここで多くの人は、「願望」とうい孵化可能な卵を、
フライパンの縁にパーンと、うち当てて、目玉焼きにしてしまうのです。

つまり、「願望」から、単なる「夢」に転換してしまうのです。

そのほうが、その場は、満足しますし、結構楽しいからでしょう。


しかし、後に残るのは、打ち破られた殻だけです。





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